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犬の健康管理

🐾ペット保険体験談|我が家のアメリカンコッカースパニエルと選んだ「ペットプラン70」加入の理由と実際の請求事例

ポイント

ペット保険は本当に必要なのか――愛犬家なら一度は悩むテーマです。我が家の中型犬アメリカンコッカースパニエル「マロン」は、T&D保険グループのペット&ファミリー損害保険株式会社が提供する「ペット医療費用保険(免責金額控除型)」のペットプラン70(中型犬)に加入しています。年間保険料は24,380円。この記事では、加入のきっかけから実際の請求事例、保険が適用されなかったケースまで、リアルな体験談をまとめました。

  • ペット保険加入のきっかけは「突然の病気やケガへの備え」と「家計の安心」
  • 実際に請求したのは「トリコモナス感染症」「椎間板ヘルニア」
  • 保険が適用されなかった「チェリーアイ」「外耳炎・肛門嚢ケア」「避妊治療」
  • 掛け金と払い戻しのバランス、そして今後の継続判断

◆保険加入のきっかけ 入ろうと思った理由

犬は元気いっぱいですが、突然のケガや病気のリスクもあります。人間には健康保険制度があり自己負担が抑えられますが、犬の場合は診療費がすべて実費で、数万円から時には数十万円に及ぶこともあります。ペットは「どこが痛い」と言葉で伝えることもできず、救急時に119番を呼ぶこともできません。唯一頼れるのは動物病院であり、その治療法に従うしかない現実があります。こうした背景から「医療費の備えは必要だ」と強く感じ、加入を決めました。

さらに、家計の観点からも「急な高額出費を抑えたい」という思いがありました。もし医療費が高額となってしまった場合、費用の多寡で治療を断念したり選んだりしたくないという強い思いもありました。人間の医療保険と同じように、ペットにも保険をかけておくことで安心して治療を選べる環境を整えたいと考えたのです。

笑顔のアメリカンコッカースパニエル

実際に保険を使った体験談

① トリコモナス感染症(胃腸炎)
ある時、マロンがトリコモナス感染症による胃腸炎を発症しました。突然食欲が落ち、数日間はほとんど食事を受け付けず、ぐったりとした様子に家族も不安でいっぱいになりました。治療は約3週間にわたり、食事がとれない数日は点滴で栄養を補い、その後は抗生物質の投与が続きました。検査や薬代を含めると前半だけで数万円の費用がかかり、家計への負担を強く感じましたが、保険が適用されたことで払い戻しがあり、自己負担は大幅に軽減されました。「保険に入っていて良かった」と心から思えた瞬間でした。

② 椎間板ヘルニア
別の機会には、マロンが椎間板ヘルニアを発症しました。歩き方が不自然になり、痛みで動きたがらない姿を見て、家族は大きな病気かもしれないと心配しました。幸い手術までは必要なく、注射を数回と投薬での治療で症状は落ち着きましたが、それでも通院や薬代を合わせると数万円の費用がかかりました。こちらも保険が適用され、払い戻しを受けられたことで、費用面の不安を抱えることなく治療を続けることができました。もし保険がなければ「治療をどうするか」と悩んでいたかもしれませんが、安心して最善の選択ができたのは大きなメリットでした。

保険が適用されなかったケース

① チェリーアイの手術(加入直後の待機期間のため)
加入後の待機期間中に発症してしまったチェリーアイの手術は、規定上どうしようもなく保険の対象外となりました。片方の眼に発症した際、獣医師から「両眼性があり、もう片方も将来的に発症する可能性がある」と説明を受けました。つまり、今後の備えとしては保険が役立つ可能性があるものの、この時点では自己負担で数万円の出費となりました。突然の手術費用は家計にとって決して小さくなく、保険の待機期間という制度上の制約を強く意識させられる経験でした。

② 外耳炎や肛門嚢のケア(免責に該当、治療では無い)
マロンは慢性的に外耳炎や肛門嚢のトラブルを抱えており、定期的なケアが欠かせません。外耳炎に伴う外耳道の掃除は治療費として対象になりますが、1回あたり3,000円程度と少額のため免責に引っかかり、結局は自己負担となります。肛門嚢のケアについては「処置扱い」であり、治療ではないためそもそも保険の対象外です。我が家では月に2回通院しており、合計で約8,000円/月の負担が続いています。大きな金額ではないものの、毎月積み重なると年間で10万円近くになり、家計にじわじわと響いてくる「地味な負担」となっています。こうした慢性的なケアこそ保険でカバーできればありがたいのですが、現行の制度では難しいのが現実です。

③ 避妊治療
当然ながら、避妊治療も保険の対象外でした。これは予防的な処置であり、病気やケガの治療ではないため、規定上カバーされません。とはいえ、実際に手術を受けた際には数万円の費用がかかり、家計にとっては決して小さくない出費でした。避妊治療は愛犬の健康管理や将来的な病気予防のために重要な選択ですが、保険の枠組みでは「自己負担が前提」となるため、飼い主としては事前に費用を見込んでおく必要があります。

水彩画のアメリカンコッカースパニエル

◆我が家の保険利用状況

我が家の愛犬マロンは、現在保険期間が3期目に入り、年齢も3歳となりました。これまで保険請求は2回行いましたが、幸いどちらも軽微な治療で済み、結果として掛け金に対しての払い戻し金額は「掛け金>払戻金」となっています。とはいえ、これから壮年期に差し掛かるにつれ、さまざまな疾病が出てくる可能性もあり、今後も保険は継続していこうと考えています。

なお、ペット保険には最初の加入年齢に制限がある点にも注意が必要です。今回加入している「ペットプラン70」の場合は、初回加入が7歳以下と定められているため、若いうちに加入しておくことが重要です。加入を検討する際には、この年齢制限を見落とさないようにすることが大切だと感じています。

◆ペット保険を選ぶ際に意識したいポイント

ペット保険は「加入して安心」というだけでなく、どのプランを選ぶかによって実際の使い勝手が大きく変わります。例えば、免責制度があるプランでは少額の通院費用は対象外となるため、慢性的な外耳炎や肛門嚢のケアのように毎月かかる費用は自己負担になります。一方で、免責なしのプランを選べば少額治療も対象になる可能性がありますが、その分掛け金は高くなる傾向があります。

また、加入年齢制限にも注意が必要です。今回の「ペットプラン70」の場合は、初回加入が7歳以下と定められているため、若いうちに加入しておくことが重要です。年齢が上がるにつれて病気やケガのリスクは増えるものの、加入できる年齢を過ぎてしまうとそもそも保険に入れない可能性があります。

さらに、保険会社ごとに「対象外となる治療」の範囲が異なるため、避妊手術や処置扱いのケアがどこまでカバーされるかを事前に確認しておくことが大切です。「ペット保険 比較」「免責なし」「加入年齢制限」といったキーワードで検索し、複数のプランを比較検討することが、後悔しない選び方につながります。

まとめ

保険が適用されるケースでは大きな安心を得られましたが、適用外の治療や免責にかかる少額治療、予防的な処置は自己負担となり、現実的な負担感もあります。とはいえ、高額医療費を前に治療をためらわずに済む安心感は何にも代えがたいものです。

そして最後に強調したいのは、保険は使わないに越したことはないということです。保険は「万が一」に備えるためのもの。実際に使う場面が少ないほど、愛犬が健康で過ごせている証拠であり、それこそが家族にとって一番の幸せだと思います。

飼い主を見るアメリカンコッカースパニエル

 

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パパッティ

【2025年開始ブログ初心者】さくらインターネット&WordPress&AFFINGER | 非エンジニアのICT業界人 転職1回 大手IT企業→地方企業|ペットの犬グッズ、WebやIoT,デジタルDIY等の実体験ネタ中心| 3児のパパ歴16年目 + 幼犬育児歴2年

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