わんこじかん | 🐾 (体験談)アメリカンコッカースパニエル(犬)の頸椎椎間板ヘルニア|突然の悲鳴と気づきから始まったケア生活

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犬との生活

🐾 (体験談)アメリカンコッカースパニエル(犬)の頸椎椎間板ヘルニア|突然の悲鳴と気づきから始まったケア生活

ポイント

  • 何となく元気がない…初期サインを見逃さない
  • 病院へ行ったのは“耳掃除のついで”だった
  • ケージレストは可哀そう?でも手術より100倍マシ
  • 段差・階段は完全NG、生活環境の見直し
  • 再発予防のためにできること

「なんとなく元気がない」「すぐ座ってしまう」――そんな些細な変化が、実は深刻な病気の始まりだったとしたら…。
我が家の愛犬マロンが突然発症した頸椎椎間板ヘルニアは、耳掃除の“ついで”に病院へ行ったことで偶然発見されました。診察中に聞いたことのない高い声で泣いた瞬間、家族は驚き、獣医師の判断で即座に安静と治療が始まりました。
この記事では、マロンの体験をもとに、頸椎ヘルニアの初期サイン、治療、生活環境の見直し、そして再発予防の工夫までを詳しくご紹介します。

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◆突然の悲鳴が知らせてくれた異変

ある日、いつも通り元気だったマロンが急に動かなくなり、聞いたことのないようなとても高い声で泣きました。まるで悲鳴のようなその声に、家族全員が驚き、すぐに動物病院へ。診断は「頸椎の椎間板ヘルニア」。首の神経に負担がかかり、痛みが走ったことで悲鳴を上げたようです。

◆軽度だったからこそ早期対応が鍵に

幸いにもマロンの症状は軽度で、注射と投薬による治療が可能でした。加えて、ケージレスト(安静に過ごす時間)と散歩の制限を徹底することで、数週間で回復。獣医師からは「再発の可能性もあるので、生活環境を見直してください」とアドバイスを受けました。

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◆ケージレストは可哀そう?でも手術より100倍マシ

診断後、注射と投薬に加えて「ケージレスト(安静に過ごす時間)」が必要とされました。最初は「狭いケージに閉じ込めるなんて可哀そう…」という思いもありましたが、獣医師から「悪化すれば手術になる可能性もある」と聞き、考えが変わりました。手術よりも100倍マシ。そう思って、マロンのために静かで安心できるスペースを整え、無理なく過ごせるよう工夫しました。

ケージレストとは、犬や猫が病気やケガの治療中に「絶対安静」を保つため、ケージの中で過ごすようにする管理方法です。主に椎間板ヘルニアや骨折後の回復期に用いられ、動きを制限することで患部への負担を減らし、自然治癒力を高める効果があります。

  • 方法:寝返りできる程度の広さのケージで過ごす
  • 期間:症状により数日〜数週間以上(獣医師の指示に従う)
  • 注意点:ストレス対策(静かな環境・声かけ)、食事量調整、トイレや水分補給の工夫

◆段差はすべて抱っこ、階段は完全NG

それ以来、マロンが降りる段差はすべて抱っこで対応。ソファやベッドの昇り降りもステップを使うか、必ず人がサポートしています。階段は完全に使用禁止。アメリカンコッカースパニエルは活発でジャンプも得意ですが、頸椎に負担がかかる動きは避けるようにしています。

犬にとって階段の上り下りは足腰に大きな負担がかかり、転倒や椎間板ヘルニアなどのリスクがあるため、できるだけ避けた方が安全です。特に小型犬や胴長短足の犬種(ダックスフンド、コーギーなど)は注意が必要と言われていです。犬に階段を上り下りさせることは、日常的に繰り返すと足腰のダメージが蓄積し、事故や病気につながる危険な行為で、生活環境の工夫(ゲートやスロープ設置)が大切です。

  • 関節への負担:階段の上り下りでは、上りで後足、下りで前足に強い負荷がかかり、膝や関節にダメージを与えやすい。
  • 腰や首へのダメージ:繰り返す動作で脊椎や椎間板に圧力がかかり、特に胴長犬種ではヘルニアや痛みの原因になりやすい。
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◆再発予防のためにできること

頸椎ヘルニアは一度発症すると再発しやすいといわれています。マロンの場合は、体重管理・段差対策・無理な運動を避けることを徹底。首輪ではなくハーネスを使うようにし、首に負担がかからないよう配慮しています。日々のちょっとした工夫が、健康維持につながると実感しています。

首への負担を和らげたい場合は、首輪よりも胴輪(ハーネス)の方が適しています。胴輪は体全体でリードの力を分散できるため、首や気管への圧迫を防ぎやすいそうです。首輪は引っ張った際に気管や首の骨へ直接圧力がかかりますが、胴輪は胸や背中に力を分散できるため呼吸器や首へのダメージを防ぎやすいです。ただし、しつけや指示を伝えるには首輪が向いている場面もあるため、用途に応じて使い分けるのが理想です。

◆段差はすべて抱っこ、階段は完全NG ― 抱っこの仕方も見直し

頸椎ヘルニア発症後、我が家では段差の昇り降りはすべて抱っこで対応しています。ソファやベッドの昇り降りもステップを使うか、必ず人がサポート。階段は完全に使用禁止です。

さらに、抱っこの仕方そのものも見直しました。
以前は子どもたちも含めて、縦抱っこや脇の下を持って持ち上げるような抱き方をしていましたが、これはNG。犬の背骨は人間のように縦方向の重力に耐える構造ではなく、水平に保つことが大切なのです。

現在は、必ず両手で体を支え、背骨が水平になるように優しく抱えるようにしています。抱っこひとつでも、頸椎への負担を減らす大切なケア。家族全員で意識を共有し、マロンの健康を守るようにしています。

まとめ

アメリカンコッカースパニエルは活発で元気な犬種ですが、頸椎椎間板ヘルニアのような突然の病気も起こり得ます。マロンのように早期発見・早期対応ができれば、回復も早く、再発予防にもつながります。大切なのは、日常の動きや様子をよく観察し、少しの異変にも気づけること。愛犬との暮らしを守るために、できることから始めてみましょう。

 

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【2025年開始ブログ初心者】さくらインターネット&WordPress&AFFINGER | 非エンジニアのICT業界人 転職1回 大手IT企業→地方企業|ペットの犬グッズ、WebやIoT,デジタルDIY等の実体験ネタ中心| 3児のパパ歴16年目 + 幼犬育児歴2年

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